2008/06/30
2008年4月から特定健診、特定保健指導の義務化がスタートして、約3ヶ月。
実際に指定病院での特定保健指導はどのように行われているのでしょうか。
ある病院での取り組みを聞きました。
2007年のドッグ受診者のデータから抽出した結果、
積極的支援、動機づけ支援、情報提供が必要と診断された対象者は
男性では50代が一番多く、女性では40代、50代が同じくらいでした。
男性50代が一番改善が必要な積極的支援が多いのに対し、女性は情報提供の対象者が多いようでした。
対象者にアンケートを取った結果は・・・
《保健指導に関する意識調査》
・改善するつもりがない 35%
・改善するつもりである(半年以内) 46%
・1ヶ月以内に改善する 8%
・すでに改善に取り組んでいる 11%
改善するつもりがない人が35%もいます。
特定健診、特定保健指導は病気になる前に、今の生活習慣を見直そうというのが大前提なのにもかかわらず、改善の必要性を感じている人が少ないという結果に驚きました。
本人のやる気がなければ、いくら管理栄養士が指導しても、結果につながらないし意味がないような気がします。
メタボリックシンドロームの対象者の意識を改革するのが、一番必要なことかもしれないですね。
だからといって、病気になるリスクばかりを並べて脅すような指導も問題だと感じます。
《生活習慣の改善を自覚させて、やる気を出して、さらにモチベーションを維持する。》
このようなシステムを作ることは大変ですが、私たち栄養士も医者や看護婦、保健婦と一緒になって真剣に取り組まなければならないと、実感しています。
2008/06/25
自分が毎日どれだけ食べて、カロリーを摂取しているか、ご存知ですか?
通学、通勤、運動&基礎代謝でどれだけカロリーを使っているか、ご存知ですか?
食べたものを毎日記録して、カロリー計算して、万歩計で歩いた歩数を数えて、運動の消費量を計算して・・・・・・
摂取カロリーと消費カロリーを、自分で計算するとかなりの労力が必要。
でも生活習慣病の予防には、カロリーや栄養バランスを知ることが大切。
見つけました!
生活習慣記録のお役立ちサイト
マイライフ手帳
http://www.mylifenote.jp/mln/uShowLogin.do?mid=8478&site=1
モバイルダイエット
自分のデータを入れ、食事、睡眠時間、運動量などを記入していくと、自分の生活習慣が記録され、改善点やお勧めの食事などを教えてくれます。
モバイルダイエットは、料理も単品だけでなく、から揚げ定食、焼鮭定食、コンビニ弁当にも対応していて食べたメニューも調べやすいです。
さらに量も少なめ、普通、多めと細かく分かれているのも使い易いですね。
運動は種目、プレイした時間や歩いた時間を入れると、自動的に消費カロリーが表示されます。
継続的に食事内容と、運動量、睡眠などを登録していくと、1ヵ月後には何キロ体重が増加します、何キロ体重が減りますなどとコメントが入るので、目標体重に向けて生活習慣を改善しようというモチベーションも高まりますね。
パソコン、携帯どちらからもアクセスできるので、気軽に記入できます。
メタボ対策、ダイエット、毎日の健康維持に、生活習慣記録サイトをご利用してはいかがですか?
2008/06/17
『メタボメニューが商機!』 という記事もあるように、
4月から始まったメタボリックシンドローム対策をビジネスチャンスとばかりに、
企業が食生活改善プログラムや健康メニュー・商品開発などの事業化を行っています。
『ダイエットメニュー』と『メタボメニュー』の違いは分かりにくいところがありますが、
Kan-Zとしてのメタボメニュー開発のポイントを書いてみると、
通常のメタボメニューは、
①ターゲットは40~60代の男性
②低カロリーだが、男性なので栄養価が高く、ボリューム感が必要。
③生活習慣病対策なので、塩分&油が控えめ
④滋養強壮系の食材を盛り込む
⑤ピリ辛、薬味をうまく使って、新陳代謝力をアップ
女性向けのメタボメニューだと『ダイエット食』=低カロリーに
①コラーゲン系の美肌食材
②食物繊維の多い食材で、便秘解消
③盛り付け、彩りも重要
飲食店、中食業界、宅配、食品メーカーでもメタボメニューを開発していかなければならなくなっていますね。
上記の開発ポイントに旬の食材、地元の食材、トレンドを盛り込んだメニューを作成すると消費者にも受け入れられるのではないでしょうか。
メタボメニューのレシピが載っているサイトを幾つかご紹介します。
メタボヘルピドットコム http://www.metabo-help.com/
ウーマンメタボヘルプ http://www.womanmetabo.com/
メタボリックシンドロームネット http://metabolic-syndrome.net/
メタボリックメニューは基本的にヘルシー&バランスがよい食事=生活習慣病予防なので、メタボが関係ないと思っている方にもお勧めですよ!
2008/06/11
皆さん、グリーン購入ってご存知ですか?
グリーン購入とは、地球の温暖化防止のために、購入の必要性を十分に考慮し、品質や価格だけでなく環境の事を考え、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努める事業者から優先して購入することです。
詳細はhttp://www.gpn.jp/index.htm を読んでください。
6月はGPN(グリーン購入ネットワーク)の500万人グリーン購入一斉行動キャンペーンの実施機関です。
テーマは「買物袋を持って、旬や地場の食べ物を選ぶ」
レジ袋1枚減らすと、CO2 46.5gの減少に(出典/樹脂加工におけるインベントリーデータ調査報告書、2000年1月(社)プラスチック処理促進協会)
玉葱、米国産と北海道産を比較(消費地:東京)
距離⇒約9500Km 1個あたり⇒CO2 約100gの減少に(出典/フードマイレージキャンペーンホームページサンプルリスト(大地を守る会)
旬の食材なら暖房などによる季節外れのハウス栽培に比べ、必要なエネルギーも約1/10になるそうです。
これぐらいなら、今すぐにでも実践できますね!
今日からできる地球温暖化防止、「グリーン購入」の輪を広げましょう。
2008/06/07
これまでも 健康素材や低カロリーを謳う食品はたくさん出ていますが、
女性向けが圧倒的に多かったと思います。
4月のメタボ健診を受けて、男性をターゲットにしたメタボ対策食品が次々に発売されています。
幾つか紹介させていただきますね。
① 「帝カロからあげ」 BY エモテント
http://teikaro.emotent.jp/campaign/karaage/
低カロリーのから揚げ (133kcal/100g 通常の約半分以下)
・油で揚げない製造方法
・衣におからを使って満腹感
・燃焼系&男性向け栄養成分(カルニチン、カプサイシン、マカ、ロイヤルゼリー)でカロリー消費サポート
この3つの秘密でメタボに悩む男性を応援するそうです。
揚げ物好きな男性には、嬉しい商品ですね!
②「オトコ燃える。」 BY クラシエホールディンクス
http://www.kracie.co.jp/products/shokuhin/otoko_moeru.html
カロリーゼロの男性向けゼリードリンク。
こんにゃくが入っているので噛みごたえがあり、満腹感を促す。
・燃焼系成分(Lカルニチン、ビタミンB群)&男性向け成分(マカ)も配合。
今までのゼリー飲料は、簡単にエネルギーチャージか、
女性向け(コラーゲンやコエンザイムQ10)配合でしたが、
健康がきになる30ー40代男性の健康をサポートする商品です。
パッケージもオトコらしい!!
コンビニでも、メタボが気になる男性向けに大盛りサラダや低カロリー弁当を発売しています。
外食が多いと、どうしてもカロリーオーバーになりがちですが、
上手にメタボサポートの食品を取り入れて、パワフルで健康な生活をしてくださいね!
2008/06/04
旅行に行って、食べ過ぎ&飲みすぎで体重が○kgもふえた~~~
帰ったら、即効 ダイエットだ!!が必要になった方は多いのではないでしょうか?
でもそれは一昔前のことのようです。
今は、旅行しながら健康への意識を高め、旅行後も自然に生活習慣を見直す「旅行型健康増進プログラム
」が随時発売されるようです。
http://www.jtb.co.jp/healthtourism/index.asp
ヘルスツーリズム研究所、旅から企業の従業員「健康」支援へ
[トラベルビジョン、2008/06/03抜粋]
ヘルスツーリズム研究所は、ヘルシーカンパニー支援事業を本格的に取り組む。ヘルシーカンパニーはアメリカの経営コンサルタント、心理学博士のロバート・S・ローゼン氏が提唱した概念で、健康な社員が収益性の高い会社をつくるというもの。ヘルスツーリズム研究所は5月26日付けで、ヘルシーカンパニー推進室を設置しており、旅行を媒介にして「ヘルシーカンパニー」の実現をめざす。
続きはこちら→http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=36163
メタボリック、メンタルヘルス、禁煙の3つのプログラムを開発していくといいます。
メタボリックシンドローム対策プログラムは
①男をみがくシリーズ(男性向け)
②旅でキレイになるシリーズ(女性向け)
③チャレンジシリーズ(マラソン大会出場、富士山登山、サーフィンなど)
④お父さん支援シリーズ(家族参加型)
楽しく自然に「生活習慣への気付き」と促して、旅行後は「栄養指導などの動機付け支援」を行なうのが特徴です。
今までもダイエット目的のツアーはありましたが、過度な運動や極端な食事制限で旅行期間は痩せたけど、帰ったら即、リバウンドってことも多かったはず。
このプログラムは旅行後も継続してサポートすることで、旅行者が生活習慣を変える意識をもたせるのが新しい試みですね。詳細はこちら→http://www.jtb.co.jp/healthtourism/news/pdf/20080602_01.pdf
これから栄養士の資格を持った添乗員さんも出てくるかもしれませんね!
どんどん新しい健康ビジネスが広がれば、栄養士の活躍する現場も広がりますね!
企業の皆さん、栄養士を有効活用して、新しい事業モデルを作ってください。
2008/06/03
昨日から平成20年度の食育月間が始まりました。
普段なかなか食について勉強する機会がない方も、今月は全国で様々な食育イベントが開催されています。この機会に「食」について正しい知識を身につけて、普段の食生活に取り入れてみませんか。
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/gekkan/index.html
色んな媒体で「食事バランスガイド」を見ることも増えるでしょう。
「食事バランスガイド」を上手に使って、自分の食事をチェックしてみましょう。
うまくコマがまわっている人はどれくらいいるでしょうか?
食事のバランスだけでなく、「コマが回転する」=「運動する」ことで、コマが安定します。
適度な運動+バランスよい食事が組み合わさって、初めて「元気で健康なカラダ」が手に入るのですね。
6月は運動するにも、最適な季節です。意識して体を動かしましょうね!
http://www.maff.go.jp/food_guide/balance.html
http://www.maff.go.jp/food_guide/about/index.html
九州でも楽しい食育イベントが開催されます。
講座だけでなく、実際に体験できるイベントも多いので、楽しみながら勉強できますね!
http://www.maff.go.jp/kyusyu/press/seikatsu/080530.html
http://f-syokuiku.com/
http://www.shokuiku-fukuoka.jp/event/
http://www.kizuna-saga.jp/
http://www.yappamiyazaki.jp/
http://www.shokuiku-fukuoka.jp/
http://cyber.pref.kumamoto.jp/chisan/